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機能回復とモチベーションの関係性
- hikarilaboratory
- 2017年10月16日
- 読了時間: 2分
脳内身体表現の変容機構の理解と制御
第2回 身体性システム公開シンポジウム
「モデルベースト・リハビリテーションの構築に向けて」
に参加してきました。

普段、臨床で実感しメカニカルな解釈をしていた部分に、新たな知見をいただいたり、
興味深い内容が本当に盛り沢山で、有意義な時間を過ごしてきました。
沢山の内容から学んだことを一つご紹介いたします。
側坐核(モチベーションを司る)の働きを阻害した場合に、
損傷していない猿では手指の巧緻性の機能に大きな変化はみられないが、
皮質脊髄路を頸髄レベルで損傷している猿では、顕著に巧緻性の機能に能力の低下がみられた。(伊佐Drら)
このことより、モチベーションが大きく麻痺の回復に関係していることが示唆される。
伊佐先生は、側坐核の可能性として(mental energy)という言葉も用いられていた。
同じ課題を行うにしても、モチベーションでパフォーマンスに差が出てくると言えるだろうし、
モチベーションを下げるということは、麻痺の回復を妨げることになるので、
機能を回復させるためにも、周囲の声かけや関わり方もとっても大事。
シンポジウム後の技術討論会でも、今なされている研究のお話など貴重なお話を沢山伺うことができ、頭の中には新たな仮説がいっぱいで、ワクワクしております。
離床で還元するために今日の内容を整理して、治療効果を上げていきます。
楽しかったー。知的好奇心を湧き出させてくれるこの仕事は、最高だな。
hikari整体サロン 050-3701-1313 hikari.laboratory@gmail.com http://hikarilaboratory.wix.com/hikari-salon